成功する人は顧客の足下を見ない。

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––知識ではなく実践できる学びを得よう –– 

STEP１　チップと駆け引き

　海外オフィスでの移動はほとんどタクシーを使うのだが、日本とは違いタクシーの運転手でも駆け引きを仕掛けてくる人が多い。

ある時、大雨に見舞われた僕は、偶然通りかかったタクシーに手をあげた。

運転手は小さく窓を開けて交渉をする。

「通常の４倍の料金なら乗せてあげるよ」

こんな台詞を言われたとき、僕は人間って本当に面白いな。と感じる。

STEP２　足下を見る人とプライドを持つ人

　まず僕の知り合いの成功する人の中で相手の足下を見ながらビジネスをする人はいない。

なぜならビジネスは一過性ではないからだ。

しかし、彼らの言い分はこうだろう。

「俺のタクシーには二度と乗らないかもしれないだろう。だからいくら吹っ掛けてもいいんだよ。」

違うのだ。

確かにビジネスの基本は「購入者×価格×リピート率」だ。

だからリピート確率の無い顧客には多く取れば良いという感覚かもしれない。

しかし、最も大事なのは人の考え方だ。

ビジネスというのは人間が作り出す物である。

相手の足下を見ながら取引する人間に良いビジネスが提供できるだろうか。

そんな人間と共に働く事が出来るだろうか。

相手の足下を見るような特需収益で成功などは得られない。

だから成功する人は人間観が高まっている人が多いのだ。

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