成功する人は小さな成功を重ねる

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–– 知識ではなく実践できる学びを得よう –– 

STEP１　人間の時間軸で計る無かれ

　僕が講演をしたりコラムを書いたりしていると必ず質問されることがある。

「正しいことが大事と言われますが、悪いことをしてでも成功する人は居ると思います。」

確かに悪いことをしたり、傲慢な態度で一見を成功をおさめているように見える人もいるだろう。

しかし、物事を刹那的に見てはいけない。

僕の師は８０年生きている中でこのような言葉を言った。

「成功というのは永続的に発展することを言うのであって、今日は幸せでも明日が不幸であれば、誰もが自分は不幸だというだろう。人生を長い時間軸で見てみると、やはり、心が出来ていない人は没落する。」

まるでスーパーコンピューターが計ったかのように、行動は必ず結果として生まれる。

正しいことをすれば良い結果に、間違ったことをすれば、悪い結果に。

STEP２　だからサボらない。

　成功への道は、小さな成功の連続だ。

一夜にして大成功をおさめることは、まず無いだろう。

僕は幾度となく「サボってはいけない」と何度も言われた。

そういえば数年前に松下政経塾で泊まり込みをしたとき、

朝から庭の掃除をさせて頂いたことがある。

決められた時間内に綺麗にするのだけれど、これが中々難しい。

誰かとぺちゃくちゃ喋っていたり、別のことを考えているようでは

時間内に掃除を終えることができない。

どのようにすれば時間内に終わるのか？

掃除ひとつでも真剣にやった。

もしかしたら幸之助翁は丁稚の体験をさせようとしたのかもしれない。

人生においてはゴールなどあり得なくて、死ぬ瞬間まで丁稚だ。

サボらず、工夫する。その結果、小さな成功をおさめる。

この体験の連続が僕らの目指す成功する事なのかもしれない。

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