成功する人を別けるふたつのお金の使い方

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––知識ではなく実践できる学びを得よう ––  

STEP１　ふたつの使い方

　フェラーリなどを乗りこなしながら高級品に身をまとい、優雅に暮らす人をテレビで見ることがある。

「あれが成功する人たちか〜」

なんて考えるかもしれないが、僕の知っている成功する人たちは違っている。

いや逆に高級品に身を包む人たちは、パフォーマンス的に大金持ちを演出している場合が多い。

ある成功する人は僕にこんな事を言った。

「お金の使い方には２種類のパターンがあって、ひとつ目が一般的な消費なんだ

でも成功する人はお金の使い方を知っているから、消費をとても嫌うんだ。

でも拝金主義と言ってお金の亡者ではないんだよ。

儲かったから時計を買おう。次に稼いだら車を買おうなんて事を考えていると、いつまで経ってもお金持ちにはなれない。

そしてこんな言葉を教えてくれた。」

「貧困は恥ではない。というのは、すべての人間が口にしながら、誰一人、心では納得していないことわざである」

劇作家　コッツェブー

STEP２　他人に勝ちたいというDNA

　お金を消費するのではなく、お金を使ってお金を生み出す。これがもうひとつの使い方だ。

しかし、多くの人はこれができない。

それには理由があるのだ。

ぼくら人間のDNAには他人よりも良くなりたいという性質が含まれている。

みんながカローラを乗っていればベンツが欲しくなるし、誰も持っていない高級時計に興味を持つのもその為だ。

もし、すべての人たちの車がベンツであれば、きっとキミはベンツに興味を持たないであろう。

つまり、多くの消費は、他人と比べ、他人より良くなりたいと感じたときに発生していることを知ることだ。

逆に本当の成功する人たちは、それをよく知っている。

だから、そんな競争に囚われることがなく、本当に自分にとって大切な物にお金を使うことができる。

身を飾り、他人に勝つことだけに囚われてはならない。

お金の稼ぎ方の前に、お金の使い方で人生が決まるのかもしれない。

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