大きな善は非情に見える
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人生の偉大な選択肢を
STEP1 叱られるという幸せ
わたしの大好きな本に『後藤清一』さんの叱り叱られの記という本があります。
この本は松下幸之助翁に叱られたことへの『学び』と『喜び』を込めた内容であり
叱られたことをあれ程自慢している本は他にはないと思います。
後藤清一さんは三洋電機の副社長にまでなられますが、やはり幸之助さんに叱られたからでしょうか?
人は叱られるという事に拒否反応をおこします。
しかし叱られるということは『とても大事な』ことです。
なぜなら人間は『叱られること』によって注意し、大きな失敗を回避できるからです。
人は偉くなればなるほど『叱ってくれる人が少なくなって』いきます。
新入社員の時はほとんどの人が先輩であり、何か問題があれば『ガツン』と叱られます。
しかし少し立場が上がれば叱られる回数は格段に減ります。
主任、係長、課長、部長と進むに従い、『叱られる回数が減る』ということは
『誰も注意してくれない』ステージに進み、大きな失敗をする可能性がある。
そのことを意識しましょう。
そうすると『叱られること』がとても大事に思え、いつも叱ってくれる人を感謝するようになります。
STEP2 そして誰かの失敗を助ける人に
叱られなくなったということは、助けられる人から助ける人へ変わったと言うことです。
そうすると次の言葉が重要になってきます。
大善は非情なり、小善は大悪なり
あなたが叱る立場になったとき、相手のことを助けてやろうと思わず
『後輩に嫌われたら嫌だ』といって優しく接したとしましょう。
きっと後輩は大きな失敗に見舞われ、その人にとって良い結果が生まれません。
これを小さな善は大きな悪と呼びます。
逆に相手の為を思い真剣に叱る姿は『非情な人』と思われるかもしれません。
しかし相手は必ずあなたの『心から叱る』行為で失敗を未然に防ぎ成功するでしょう。
これを大きな善は非情に似ていると言います。
松下幸之助翁はあまりにも真剣に叱るため、火鉢の箸を叩きすぎて曲げてしまうほどだと言います。
叱られる人から叱る人へ。
成功への連鎖は続くのです。
<今夜も読む時間をくれて本当にありがとうございます!>
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