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外国人と働いて気がついたこと

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

  
人生の偉大な選択肢を

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STEP1  ゲームの違い

 20代の頃にヨーロッパの友人と野球観戦に行ったことがありました。

僕らにとって野球というスポーツですが彼は野球のルールを知りませんでした。

『え!野球知らないの?』

バッターがなぜ3塁ではなく1塁に走るのかを説明したことは僕にとって刺激的な想いででした。

海外にでれば『そのような経験』は沢山あります。

僕はフィリピンにもオフィスがありスタッフとスポーツの会話をすることがあります。

フィリピンの大人気スポーツはなんと言ってもバスケットボールです。

そのため彼らに野球やサッカーの魅力を伝えても『あまり理解してもらえません』

このような感覚はスポーツの世界だけではありません。

ビジネスの世界でも働き方というものがあります。

例えば日本人に『あなたにとって仕事とはなんですか?』と質問すると

大半は『生きる道』的な発想の答えが返ってきます。

仮に『術と道』があるとすれば僕は『道』と表現しています。

日本以外の人たちに同じ質問をすればどうでしょうか?

どちらかというと『仕事はゲーム』的要素をもっていて『術』と考える人が多いように思います。

これはどちらが正解という訳ではありませんが、この辺りの要素を知るのと知らないのとでは

国際社会に出たときに多くの考え違いが生まれます。


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STEP2 神になるか神に許しを請うか

 僕が感じる外国人と日本人の決定的違いは宗教観です。

日本人の宗教観では『わたしは○○教です』などはあまり重要ではありません。

お寺にも行きますし神社にも行きます。そしてどちらの神様にも感謝と祈りを捧げます。

これは良い部分だと思います。なぜなら考え違いがあっても受け入れることができるので

宗教観の違いで戦争にまで発展することがありません。

そして日本人の宗教観には自分が仏になる可能性があります。

刑事ドラマでも被害者を『ホトケさん』なんて言うくらいです。

しかし世界の宗教では神様は絶対で人間がどのようにやっても『神』になることがありません。

これは大きな違いです。

自分が正しい事を重ねることで神になれる可能性がある人間と

常に神様が中心で例え悪いことをしても神が許せばそれは許される人間。

これもどちらが良いかではなく、外国人と働く上で僕は参考になりました。


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STEP3 仕事は宗教?

 ただ国際社会で僕ら日本人が『なにそれ?』と感じられることがあります。

それは『仕事を宗教的に考える風土』です。

外国人は私生活そのものに宗教観を備えています。

その為、『仕事に宗教観を持ち込みません』

もちろん経営理念や哲学はとても大事です。

これを外国人は『Purpose』と言って目的と表現し考えます。

しかしここに日本人のような宗教観はありません。

僕は『これらの哲学』を多く学んでいたため、会社とは『こうあるべきだ』

社長とは『こう考えるべきだ』などが多くあり、それが影響して色々トラブルがありました。

そしてこの辺りは『社長がこう考えているからこうするべきだ』という社長の意見を上から押しつける事にも繋がりました。

野球というのは打順があり、監督の指示通りに選手を動かします。

このような経営は日本人のステレオタイプ的仕事観であり、ここに『道』の考えを入れこむと会社はがんじがらめになります。

しかしアメリカという国は『野球』『アメフト』など監督の戦術スポーツが多いのにも関わらず

仕事の環境はどちらかというとサッカーです。

大まかな戦略方針はあるものの、ひとりひとりが自由に行動し、ある時はこの人と、ピンチの時はゴール前まで下がり働くなど、自由な働き方をします。

日本という国が好きだからこそ、僕は日本的考えが世界一だと思っていました。

しかし現実はそうでは無いのかもしれません。

日本は近い将来外国人と共に働く環境が待っています。

それまでにひとりひとりが考え方を知り、より高い働き方を考えなければならないと思っています。

<今夜も読む時間をくれて本当にありがとうございます!>

 


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