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キミはどの山を登るのか?

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

–– 知識ではなく実践できる学びを得よう ––

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STEP1 勝つことに意味はない

 成功するとは誰かに勝つことなのでしょうか?

わたしは少し違うと感じています。なぜなら競争の先に幸福をイメージできないからです。

私たちが今生きている社会では「東大を頂点とした」ピラミッド構造があります。

そして子供の頃に異質の他者と出会い、その社会が「ある一定の価値観で構成されたピラミッドである」と知るのです。

こんな歌をご存じでしょうか

越えなばと 思いし峰にきてみれば、なお行くさきは山路なりけり

人生とは山道を登るようなものであり、この頂上に行けばと思って努力します。

この山を登り切れれば「楽になれる」と思って頂上に着くと、周りにはさらに高い山がある。

そんな内容です。

競争とはどこまで行ってもキリがない。

他人と比べ合って勝つ。すると次の相手が出てくる。永遠の競争の先に何があるでしょうか?

ジュニアバンタムの元世界チャンピョン鬼塚勝也選手はこう言われています。

少年の頃、世界チャンピオンはスーパーマンみたいな存在やと思ってきた。

俺にとっては神様に近い存在ですよね。凡人の俺が、そんな凄い場所に辿り

つくことができたら、いったいどんな凄い人間になれるんだろう。そのこと

だけを励みにここまで頑張ってきました。

 しかし、試合に勝ってはみたものの、あるはずのものが何もないんです。

「エッ、何なのこれ? なんで、何もないんや」「いや、次勝てばきっと 

何かが得られる」そう信じて、次から次へと試合を積み重ねていきました。

だけど何も残らない。

 試合が終わった夜は、生き残れた実感と自分が探し求めたものが何もなか

ったという寂しさで発狂しそうになりました。俺は常に素直に飛び跳ねる自

分でおりたいのに、充足感がないから、「何でや?」という思いばかりが

虚しく深まっていく。最後の試合までずっとその繰り返しでした。

(『週刊文春』平成六年十一月)

 


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STEP2 では頑張るなという事なのか?

 わたしには4人の娘がおり、現在「大学受験で猛勉強をしている長女がいます」

彼女にわたしは何を伝えれるのか?

「人生は競争では無いから勉強を頑張らなくてもいいんだよ」でしょうか?

「それともいい大学に入れば、あなたの人生はピラミッドの上になる。だから歯を食いしばってがんばれ」でしょうか?

 

わたしはどちらも違うような気がしています。

なぜなら「人間はどの山に登るかで装備も歩む道も違うからです」

学歴のレースはどうでも良いことだと言うと「勉強しなくていいんだ」「挫折してもいいんだ」と思うかも知れません。

しかしそれは少し違います。

なぜなら高い山を目指せば高い山を目指す仲間と出会うからです。

わたしは多くの場合、書籍からの学びよりも仲間からの学びが多くありました。

そして多くの自分よりも優れた友人に成長させてもらいました。

それは競争ではなく、共創でした。

魂は生まれ変わりがあるのか? 無いのか? それはわかりません。

しかし自分の人生は1度きり。

若いときに流さなかった汗は年老いてから涙になる。

人間はどの瞬間でも今が一番の若さを持ちます。

決めた山があるなら「ど真剣」に生きてゆけ。

 

<<今夜も読んで頂きありがとうございます>>

 


 

 

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