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GoogleやFacebookなどの天才を生み出したモンテッソーリ教育を知る 第1章

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天才を生み出すモンテッソーリ教育

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今から約100年ほど前、「平和は子供からはじまる」と世界中に伝えた女性がいた。
その名をマリア・モンテッソーリという。

  • ラリー・ページとセルゲイ・ブリン(Google創業者)
  • ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • ジミー・ウェールズ(Wikipedia創業者)
  • P.F.ドラッカー(経営学者)
  • バラク・オバマ(米国大統領)
  • クリントン夫妻(元米国大統領と国務長官)
  • ジョージ・クルーニー(俳優)
  • ウィリアム王子とハリー王子(英国王室)
  • アンネ・フランク(アンネの日記)
  • キャサリン・グラハム(実業者、ピュリッツァー賞作家)
  • ガルシア・マルケス(ノーベル文学賞作家)
  • ウィル・ライト(シミュレーションゲーム『シムシティ』のゲームクリエイター)

これらの成功者たちにはある共通点がありました。それはモンテッソーリ教育で育ったと言うことです。
彼らは幼少期からこの方法で「自立」と「集中」を学んでいました。

今回はこの教育の生みの親でもありますマリア・モンテッソーリについて学んで行きましょう。



Maria_Montessori


100年後に天才を生み出したマリア・モンテッソーリはイタリアで生まれました。

幼少期より算数が好きで科学を学ぶ中学校にいくがマリアの父は女性が勉強をする事に反対でした。
当時は女性が学ぶという習慣もなく、中学や高校に進学する子も少なかったのです。

当時から天才ぶりを発揮したマリアは科学に夢中になります。

そしてマリアは医者になりたいと思います。しかしどうすれば医者になれるのか良くわかりません。

「医者になる為には医学部に入る必要があるらしいぜ」

マリアは友人から聞いた事を頼りに、医学部の教授を尋ねます。

「わたし、マリア・モンテッソーリです。将来、医学部に入って医者になりたいんです!」

すると医学部の教授は眉間にシワを寄せて言いました。
「女性で医学部に入るのはとても無理だ!」
教授は残酷にもマリアの夢を簡単に否定しました。
教授の常識、過去の経験からでは到底無理な事だったのです。

「一度決めた事を簡単に諦めることはできないわ。必ず医者になってみせる」

そう言ってマリアは勉強を続けました。


Maria_Montessori_(um_1880)


マリアの努力は報われ念願の医学部に入学しました。

しかし、マリアは女性という立場で多くの差別を受けました。
その差別の中でも一番辛かったのは解剖の授業でした。

解剖というのは死んだ人間の体を調べる授業ですが、当時は男子学生と同時に解剖する事を許されず
マリアはひとり暗い部屋で死体とふたりで解剖させられました。
死臭が漂う暗い部屋で死体とふたり。

マリアはその恐怖に耐えることが出来ず初めて「医者になるのはやめよう・・・」と逃げ出しました。

逃げた事に心を痛めながらマリアは公園を横切りました。するとその公園では
貧しい身なりの親子がいました。子どもは2歳くらいでしょうか。折り紙の端切れを持ちながら
夢中になって遊んでいます。それを見たマリアは何か心の中で感じるものがありました。

「やっぱりわたし医者になりたい。子供の病気や脳の事ももっと勉強したい!」

この時、マリアが初めて人間が集中するという仕組みを感じた瞬間でした。

そうしてマリアはイタリアで初の女性医師として歩んでいくことになります。


 


「次回の内容」

イタリアで初めて女性医師となったマリアはドイツで開催される「国際婦人会議」において
イタリア代表として選ばれ活躍する最中、ある子供達と出会います。

子供達は意地汚い子と呼ばれ生きている事に衝撃を覚えたマリアは脳の研究に挑みます。

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