脳の潜在能力を高めている人? 潜在能力を高めていない人?
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<For great choices in life>
人生の偉大な選択肢を
STEP1 成功する人へ生まれ変わる
コツコツやる事がなぜ問題なのか?今日は本能の話も踏まえて書いていきます。
以前の記事でもお話ししました人間の本能は3つあると言われています。
1 「生きたい」
2 「知りたい」
3 「仲間になりたい」
は前回の記事でありましたね。これら本能は「脳」によって働いています。
つまり自分の本能を上手に働かせる為には脳を上手にコントロールしなければなりません。
今回は脳に悪い習慣を書いてみましょう。
脳に悪い7つの習慣
1.「興味がない」と物事を避けることが多い
2.「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
3.言われたことをコツコツやる
4.常に効率を考えている
5.やりたくないのに、我慢して勉強する
6.スポーツや絵などの興味がない
7.めったに人をほめない
え?コツコツやったら駄目なの?わたしも初めは「なんで?」と思いましたが理由を聞くと納得しました。
STEP2 コツコツが悪い理由
「言われたことをコツコツやる」これはなぜ悪いことなのでしょうか?
多くの場合、地道にコツコツやる事は美徳とされています。
わたしも子供の頃、そのように思っていました。
でも、「言われたことをコツコツやる」がダメ!と言うのは少し意味が違うようです。
脳の能力を上げるためには達成率も重要で、目的に向かって集中し、「全力投球」していく事がとても重要となります。また最後の追い込みについても同様です。
ある実験によると人間のポテンシャルは最大130%まで引き上げることが可能で、ゴールは100%よりも130%くらいに設定する方が良いようです。
有名な北島康介選手のエピソードがあります。
北京五輪の代表選考会に来てくれと頼まれて東京辰巳国際水泳場に行ったとき、私は北島康介選手の泳ぎを見て驚いた。
残り10メートルで、明らかに世界記録よりも体半分前に出ていたのだ。
「おおっ、やった!」
思わず私は立ち上がったが、タイムは世界記録に0.43秒及ばなかった。
北島のタイムを見た全日本の平井伯昌コーチが、日本選手はゴール前が弱いのだと言った。
私は、原因は10メートル手前でもうゴールだと思って泳いでいるのではないかと読んだ。
これを聞いた選手たちは、当然のことだが、自分たちは必死で泳いでいるのにという態度を示した。
私が、「全力で泳いでいない」と言ったのには訳がある。脳の機能は「ゴール間近だ」と思った瞬間に低下し、それに伴って運動機能も低下するのだ。脳の自己報酬神経群という部位の仕業である。
自己報酬神経群とは、その名の通り「自分へのごほうび」をモチベーションに働く部位であり、この部位が活発に働かないと脳は活性化しない。
重要なのは、活性化はごほうびが得られたという「結果」によって起こるのではなく、ごほうびが得られそうだという「期待」によって起こる点だ。ごほうびが得られた、つまり結果を手にしたと思うと、むしろ脳の機能は低下してしまうのである。
集中力を持続するには、この脳の仕組みを利用すればいい。ゴールの仕方に集中する。あるいは、目標よりも遠くにゴールを定めるのだ。そうすれば、実際のゴールの手前で脳のパフォーマンスが落ちることはなくなる。
私は平井コーチに、この脳の仕組みを説明した。コーチと北島選手が取った対策は巧みだった。
プールの壁をゴールだと思うのではなく、壁にタッチした後、振り向いて電光掲示板を見た瞬間をゴールだと考える訓練を重ねたのだ。
このアドバイスから1カ月後、北島選手は見事、世界記録を塗り替えた。
「脳に悪い7つの習慣」(林成之 著)
<今夜もお読み頂いてありがとうございます>
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